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高等裁判所の判決がありました

今日,大阪司法書士会に対する不当利得金返還請求の控訴審判決がありました。

判決主文は以下のとおりです。

1 原判決を次のとおり変更する。

2 控訴人は,被控訴人に対し,20万円及びこれに対する平成18年11月29日から支払済みまで年5  分の割合による金員を支払え。

3 被控訴人のその余の請求を棄却する。

4 訴訟費用は,第1,2審とも控訴人の負担とする。

 

何が変わったのかといえば,利息(遅延損害金)の起算点が,平成9年3月1日から平成18年11月29日になった,ということです。つまり,民法704条の「悪意」までは認めなかった,ということです。

これに対しては異論がありますが,しかし,訴訟の目的からすれば(要するに会館維持協力金の徴収の違法性を明らかにすることが目的ですから),枝葉末節の部分ではあります。

関係する判決文のところを少し引用すると

「控訴人において,本件会館維持協力金が新入会員に対する特別の負担にあたらないと考えていた可能性も否定できないから,控訴人を悪意の不当利得者とまで認めることはできない」

というものです。形式的にいえば,証明責任を負うのはこちらですから,それが不十分だったということになるのでしょう。まあ,私はそうは思っていませんがしかし,判決にケチをつけてもしょうがありません。

第一審は完勝でしたから,満腹感いっぱいでしたが,今回は腹8分目,というところでしょうか。

あとは,司法書士会が上告するかどうかです。わたしの方は,小骨一本ぬかれた程度で(もっとも金額にすると10万円近くになるので,少しもったいない気はしますが・・・・)上告受理の申立てをするのもどんなものかな,と思っていますが,さて司法書士会側はどうでしょうか。ここまできたのなら,上告してもらって,最高裁で決着をつけてもいいかな・・・という気もしています。